インドネシアの首都“ジャカルタ”は世界で最も人口の多い都市の一つとして知られています。およそ1億人が生活しているこの街は外国人も多く、
文化の多様性に富んでいます。
中心エリアには100箇所にも及ぶ無数のショッピングモールもあるそうです。本日はそんなジャカルタの街の必見スポット6選をご紹介致します。
1 |モナス
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正式名称:National Monument(英)は現地で“モナス”と呼び親しまれています。全長137メートルの内、銅製の先端の炎は14.5メートルあり、
32キログラムの純金で塗装されて作られています。
インドネシアの独立を記念して建設されたこの記念碑には、1945年8月17日の第一回独立記念式典で使用された紅白の旗が展示されています。
中ではインドネシアの歴史をジオラマで見ることができる展示もございます。
モナスの周囲は広々とした公園になっており、週末は多くの人が訪れて運動をしたり、楽器のマーチングが行われていたりします。
敷地内にシカなどの動物がいることもありますが、一定の距離を取って楽しんでくださいね。
Address: Gambir, Central Jakarta
Operating hours: 7am – 12am
2 | ジャカルタ歴史博物館
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ジャカルタ歴史博物館は1620年の植民地時代に建設され、1710年にはオランダの市役所として使われていました。
その後、経年劣化の為に改修工事が行われたのち、1925-1942年には西ジャワ行政局として、1952-1968年には西ジャカルタの軍事司令本部として、時代の節目で政府の重要な拠点として使われてきました。
1974年3月30日、当時のジャカルタ知事アリ・サディキンがこの建物を博物館として開業。
正式名称であるファタヒラ博物館というのは位置している通りの名前で、多くの路上パフォーマーや屋台があって観光に人気です。
博物館の中には現在23,500点の歴史的資料が保管されており、タルマネガラ王国時代の碑文や古代の大砲、紀元前時代の道具や絵画も展示されています。
Address: Jl. Taman Fatahilah No. 1, Kota Tua, Pinangsia, Tamansari, West Jakarta
Operating hours: 8am-5pm, close on Monday
3 | アンチョール・テーマパーク
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ジャカルタの北端にある遊園地、アンチョール・テーマパークはジャカルタ市民が週末遊びに行った思い出のある場所1位なのではないだろうか?
シー・ワールド、ファンタジー・ワールド、アトランティス・ウォーター・アドベンチャー、マリーナ・ビーチ、と幾つもある園内アトラクションを遊びつくそう!
ファンタジー・ワールドにあるアートマーケットで現地アーティストによるアンティーク雑貨、陶器、手工芸品、絵画などをお買い求め頂くことが出来ます。
Address: Jl. Lodan Timur No. 7, Ancol, Pademangan, North Jakarta
Operating hours: 9am-8pm
4 | ゲロラ・ブン・カルノ・スタジアム
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このゲロラ・ブン・カルノ・スタジアムは初代インドネシア大統領のスカルノ氏の名前に由来して命名されました。
多目的に利用できるスタジアムの為、この8月に開催されるAsian Games 2018の会場に選出され世界の注目を集めました。日曜日の朝はスタジアム周辺にジョギングや運動をする方が集まります。
世界でも7番目に大きいフットボール場で、最大で11万人を呼ぶことが可能です。照明の明るさも世界クラスの設備を導入しており、
イギリスのウェンブリー・スタジアムを超える3,500ルクスの明るさでプレーをご覧頂けます。
Address: Jl. Pintu Satu Senayan, Gelora, Tanah Abang, Central Java
5 | インスティクラル
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一般的にイスラム教徒は1日5回の礼拝が義務付けられています。その際に訪れる施設(キリスト教でいう教会)がモスクと呼ばれるものです。
1954年、キリスト教建築家のフレデリック・シラバンによって設計され、
1978年に最大12万人が収容できる東南アジア最大のモスクとして“インスティクラル”はオープンしました。
“インスティクラル”とは「独立」を意味しており、かつてのインドネシア独立への闘争を忘れないように名付けられました。
スカルノ大統領が個人的に監督しながら建設を進め、17年の歳月を経て完成したこのモスクは、
インドネシアの特性である「宗教寛容性」を象徴した建築物になりました。
Address: Jl. Taman Wijaya Kusuma, Pasar Baru, Sawah Besar, Central Jakarta
6 | カテドラル
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インスティクラルの向かいに位置するネオ・ゴシック調のカトリック大聖堂は“カテドラル”と呼ばれています。
イスラム教の礼拝施設の正面にあるのは偶然ではなく、スカルノ大統領が国の理念として掲げている“多様性の中の統一”を体現する為
、この場所に建てられました。
1829年に建てられた旧大聖堂が1890年に倒壊、その後1901年に再建されたものが現在のカテドラルです。
カテドラルは聖母マリアに奉納されている為、インドネシア語でGereja Santa Maria Pelindung Diangkat ke Surgaと名付けられ、英語ではChurch of Our Lady of the Assumptionと訳されています。今も毎週のミサで使われているのですが、イースターとクリスマスの日には礼拝者が溢れてしまうので増設が望まれています。
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