今年の年末、インドネシアで名誉ある国際的なイベントが開催されることをご存知ですか？2022年11月、インドネシアでG20サミットを開催することになりました。バリ島のヌサドゥアで開催されるこのイベントには19カ国と1つの経済圏、EUが参加する予定です。この19カ国とは、南アフリカ、アメリカ合衆国、サウジアラビア、アルゼンチン、オーストラリア、ブラジル、インド、インドネシア、イギリス、イタリア、日本、ドイツ、カナダ、メキシコ、韓国、ロシア、フランス、中国、トルコで構成されています。G20サミットでは"Recover Together, Recover Stronger（共に回復し、共に強くなる）"をテーマに、インドネシアから世界に向けてパンデミックからの回復と持続可能な世界の構築に向けた協力を呼びかけます。今年のG20サミットについてもっと知りたくありませんか？インドネシアが議長国となる2022年のG20サミットについて知っておくべきことをご紹介します。
1999年に結成されたG20（Group of Twenty）は、世界の主要な先進国および新興国で構成される国際的な団体です。G20 は金融の安定、貿易、政策、持続可能性など、主に経済に関連する世界的な問題に取り組むために、世界中の国家元首と政府が集まるフォーラムとしての目的を担っています。毎年、G20 の議長国は国から国へ交代しています。
インドネシアの2022年G20議長国就任は、2年前の2020年11月21日から22日にかけてサウジアラビアのリヤドで開催されたサミットの際に発表されました。引き継ぎ行事は、1年前の2021年10月30日から31日にかけてイタリアのローマで開催されたサミットで行われました。1999年のG20結成以来、インドネシアがG20サミットの開催を任されるのは今回が初めてです。これは我が国にとって非常に特別な瞬間です。なぜなら、インドネシアが今年のG20の議長国となり、世界の景気回復のきっかけとなる政策をフルに発揮するよう、世界に働きかける絶好の機会だからです。またインドネシアでのG20サミットは、同国にとって経済的、社会的、政治的に大きな利益をもたらす可能性があります。これは、インドネシアの観光・創造経済省のサンディアガ・ウノ大臣が認めたものです。このイベントは、同国の観光とクリエイティブエコノミー分野の復活の機運を高めるものとなるだろうとも述べました。
G20 サミットに向けインドネシアは多くのアジェンダと一連の活動を計画し確立しようと試みてきました。インドネシア全土の 19 都市で約 150 の会議が開催されます。G20インドネシア議長国の一連の主な議題には、首脳会議（サミット）、閣僚級・中央銀行総裁級会合（ファイナンシャル・トラック）、シェルパ級会合（シェルパ・トラック）、副級会合、ワーキング・グループ級会合、エンゲージメント・グループ会合、プログラムのサイドイベント、そして2022年G20インドネシア実施へのプログラムが含まれています。これらの会議には、世界各地から約 21,000 人の代表者が参加します。またG20サミットを迎えるにあたり通信情報部（KOMINFO）はG20 に関するさまざまな興味深い情報をまとめた G20pedia というタイトルの電子書籍も発行しました。インドネシア政府は、この電子書籍の発売によりG20の重要性について国民の理解を深めることができると期待しています。
今年の G20 の焦点となるトピックは、ファイナンシャル・トラックとシェルパ・トラックの会議です。シェルパ・トラックでは、農業、汚職防止、デジタル経済、持続可能なエネルギー、投資、雇用、健康、環境、開発、貿易など、いくつかの重要な問題が提起されます。一方、フィナンシャル・トラックの会合では、金融、税、金融政策のトピックを中心に、いくつかの問題が提起される予定です。ファイナンシャル・トラック会議で議論される優先課題は 6 つあります。経済回復のための出口戦略、経済危機の傷跡を克服する方法の発見、デジタル決済システム、持続可能な金融、金融包摂、国際課税などです。
G20サミットは、バリ島のヌサドゥアで開催される予定です。そのため、インドネシア政府はこの特別会合に出席するG20メンバーや代表者の到着を歓迎するために様々なインフラを準備しています。イ・グスティ・ングラライ空港とヌサドゥア地区を結ぶ高速道路が整備され、マングローブの木とともに多くの種類の花で飾られています。ヌサドゥア地区にはすでに2つのコンベンションセンターがあります。これらのコンベンションセンターはG20サミットの会場としても使用される予定です。また、16の星付きホテルと3つの豪華なヴィラが特別なサービスと設備を整えており、約21,000人の代表者を迎える準備ができています。
G20 サミットがバリで開催されることに伴い、インドネシア政府は皆さんに再び神々の島に足を踏み入れていただきたいと考えています。2021 年の第 4 四半期以降、政府は国の経済を活性化するためのステップとして、バリ島の観光の制限を緩和しました。2022年3月7日からはインドネシア政府はバリ島の検疫不要措置を適用しました。また、23カ国を対象にVOA（Visa On arrival）プログラムも実施されています。さらに政府はインドネシアがワクチン接種率の高い国の一つであること、その中でもバリ島がワクチン接種率の高い地域の一つであること、またCHSE認証 が最も高い州の一つであり一貫してすべての人に健康プロトコルを提供している状態を維持し、新型コロナウイルスの蔓延を防ぐ努力を続けていきます。
2022年11月に開催されるG20の様々なハイライトをサポートするためにインドネシアのいくつかの地域は、ポジティブなイメージを確立し、素晴らしいインドネシアの文化や観光の多様性を促進するための最初のステップとして行われる一連のサイドイベントの開催に向けて準備を進めています。これらのサイドイベントは次のとおりです。
アジア・ベンチャー・フィランソロピー・ネットワーク（AVPN）会議 2022 バリ島（2022 年 6 月 21 日～24 日）
国際ウェルネスツーリズム会議フェスティバル（IWTCF）中部ジャワ・ソロ（2022年8月5日～7日開催）
世界クリエイティブエコノミー会議（WCCE）バリ島（2022年10月5日～10月7日）
インドネシアにいる間、滞在を延長して、世界的に有名な驚きをたくさん発見してください。バリ島で開催されたG20サミットに参加した後に、インドネシアを旅行する際のお薦めポイントをご紹介します。
数え切れないほど多くの手つかずのビーチ、活気に満ちたナイトライフ、華やかな文化的祭典、緑豊かな滝など、バリ島を探索する理由はたくさんあります。また、ヌサ・ペニダ島、ヌサ・レンボンガン島、ヌサ・チュニンガン島など、近隣の小さな島々を訪れ、熱帯の冒険をさらに楽しむこともできます。
ロンボク島は手つかずのビーチや自然の魅力にあふれ、素晴らしい休暇を過ごすことができる場所のひとつです。マンダリカ、サデ・ツーリズム・ビレッジ、そして北西にあるギリ諸島、ギリ・トラワンガン、ギリ・エア、ギリ・メノなどを訪れてみてください。
東ヌサ・トゥンガラ州のラブアンバジョは、コモド国立公園を擁する別世界のような美しい群島への玄関口です。パダール島の最高峰に登り、奇跡のピンクビーチで日光浴をし、リンチャ島で保護されているコモドドラゴンに会い、人里離れたワエレボ村を探検することができます。
西にあるジョグジャカルタではプランバナン寺院やスルタン宮殿、クラトンなど、まるでタイムトラベルのような体験ができます。市内の北西にある中部ジャワのマゲランでは荘厳なボロブドゥール寺院にも驚かされることでしょう。バティックを購入する機会をお見逃しなく。
さらに西に飛んで北スマトラへ行き、トバ湖の古代のクレーターを自分の目で確かめててみましょう。湖のルートに沿ってボートを漕いだり、サモシール島周辺の眺めの良い場所までハイキングしたり、トモク村やシマニンド村で地元の人々と交流したり、おいしい興味深い伝統料理を試したりするなど、ここで楽しめることはたくさんあります。また、伝統的な織物のウロスも記念に購入することができます。
最後に、バンカ・ブリトゥン諸島のバンカ島とブリトゥン島で、一味違った大自然のスリルをお楽しみください。ブリトゥン地区のレッドヒル・アンパル湖、ディンディン・バトゥ・ビーチ、レンクアス島を覗いてみてください。また、タンジュン・クラヤン、バトゥ・ブラヤル、タンジュン・ティンギなどのビーチも見逃せません。
インドネシアでのG20サミットをサポートするのが楽しみですか？この壮大なイベントの開催を待ちながらバリ島で特別な休日を過ごしましょう！
バリ島滞在中は、常にCHSE（清潔、健康、安全、環境の持続可能性）のプロトコルを遵守してください。公共の場ではマスクを着用し、他人との距離を保ち、こまめに手洗いをしましょう。私たちのInstagram @wonderfulindonesia 、Twitter @wondefulid 、Facebook @WonderfulIndonesia をフォローして、Youtube Wonderful Indonesia のチャンネル登録もお忘れなく。たくさんの刺激的な休日のアイデアを見つけてください。
