東ヌサ・テンガラに位置するコモド国立公園は、希少でユニークなコモド・ドラゴン（Varanus komodoensis）の本拠地である。この動物のユニークで珍しい性質のため、KNP（コモド国立公園）は1986年ユネスコによって世界遺産に指定された。
この公園には、コモド、リンチャ、パダールの3つの主要島々を含む合計603平方キロメートルの小さな島々があり、この地域には少なくとも2500頭のコモドが生息している。大型のドラゴンは通常長さ3メートルで、体重は90キロ程だ。生息地は、サバンナ、熱帯雨林、白い砂浜、美しいサンゴ、透き通った青い海等美しいパノラマの景色が眺められ、このエリアでは馬、野生の水牛、鹿、イノシシ、ヘビ、サルや様々な種類の鳥も見つけることができる。
リンチャ島では、国立公園の警備隊員の家の外で横たわっているコモド、または役人の家の近くに“パーキング“しているのを見つけられる。ドラゴンが見られない場合、リンチャとコモドは白いビーチ、マングローブ、サバンナ、青い海と美しい景色があり、乾季になるとこれらサバンナと丘陵は乾燥した草になる。
ダイビングやシュノーケリングなどの他のアクティビティに参加することもでき、これらの活動の遂行にクルーズ船や漁船を利用することが可能だ。メラビーチ、バトゥボロン、タタワ島やお勧めのダイビングスポット等を訪れることを勧める。
この場所には、豊かで驚くべき水中生物種がある。ダイバーによれば、コモドの海は世界でも最高のダイビングサイトの一つであり、魅力的な水中風景だ。数千種類の魚種、70種類の海綿 、10種類のイルカ、6種類のクジラ、アオウミガメ、様々なタイプのサメやスティングレイの家として、385種の美しいサンゴ、マングローブ林、海藻を見つけることができる。島を取り巻く海水は荒れており、海洋生物は珍しいものだ。海洋保護区は最近設立され、この備蓄は大部分が文書化されておらず未開拓のままである。
