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文化

 

現在、インドネシアの人口約2億人が13,400以上の島々に住んでいます。200以上の民族に分かれており、それぞれが異なる言語、方言を有しています。その中でも最大の民族がジャワ民族(およそ7,000万人)とスンダ民族です(およそ3,000万人)。1945年のインドネシア独立以降は他民族との結婚も一般的となり、国として一体感が生まれました。

ヒンドゥー教徒が多いバリ島を除く、他の地域の大半はイスラム教が主流です。他にもスラウェシ島の北部ミナハサ、スラウェシ島の南部トラジャ高原、パプアの東ヌサトゥンガラ諸島、スマトラ島北部のニアス島などの地域ではカトリックかプロテスタント教徒が多いです。日本人には馴染みがないかもしれませんが、インドネシアでは宗教を信仰することは当たり前のことです。

パンチャシラ(Pancasilaとは、インドネシアの国是となっている建国5原則を指す言葉です。1.唯一神の信仰、2.公正で文化的な人道主義、3.インドネシア統一、4.合議制と代議制における英知に導かれた民主主義、5.すべてのインドネシア国民に対する社会的公正、を意味しています。国旗には“Bhinneka Tunggal Ika”(多様性の共存)と書かれており、数多く存在する民族や文化、宗教の違いを互いに認め合うことがインドネシアのモットーになっています。